【絶対英語の耳になる!】字幕なしで海外ドラマを理解するための一冊!

英語の耳に絶対なる
ソウ
ソウ

「海外ドラマ」や「洋画」を字幕なしで理解するのって難しいですよね。

英語の字幕を表示すると簡単な英語なんだけど、何度聞いても字幕の英語通りにセリフを言っているようには聞こえない…なんてことを経験したことありませんか?

シゲ
シゲ

今回はそんなお悩みを解消するためにお勧めの一冊や訓練方法を紹介します。

この記事を読んでわかる事
  • 字幕なしで海外ドラマ(英語圏)のセリフが聞き取れない理由
  • 英語が聞き取れるようになるためにお勧めの書籍
  • この書籍を使って筆者が実践している練習方法
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海外ドラマ(英語圏)のセリフを聞き取れない理由

NetflixやHuluの動画配信サービスで英語圏のドラマや映画を手軽に楽しめる時代になり、英語を学習する方にはもってこいの環境は整いました。

しかし、何度繰り返して視聴してもリスニングが上達しないと悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。

それは、人間の「知らない音は聞き取れない」という性質が根本的な理由かもしれません。

また、人間には聞き慣れない音を知っている音に置き換えてしまう性質があります。

「タモリ倶楽部」という番組で25年以上も続いているミニコーナー「空耳アワー」では「日本語に聞こえてしまう英語や他言語の歌詞」が紹介されますが、英語の日常会話においても同じことが起きます。

その逆で、明治時代に米国と日本の架け橋として活躍したジョン万次郎が「掘った芋いじるな!」と覚えれば「「What time is it now?」とネイティブには聞こえると教えた逸話もあるようです。

さらに英語には、我々日本人には馴染みのないやっかいな特徴をもっています。

英語の「やっかいな特徴」
  • 会話などで文章を発生する際、独自のリズムや抑揚がある
  • 文章を構成する単語が消えたり、短縮されたり文字通りに発音されない
  • 単語と単語がつながり、一つの文章のように聞こえる
  • スラングなど学校では教わらない表現が多い

このような特徴は、日本の中学・高校の英語教育ではほとんど触れられない部分です。

単語が繋がって発音される表現例
  • Check it out (チェック・イット・アウト)→ チェキラッ
  • Get out(ゲット・アウト)→ ゲッラウト
  • Talk about you(トーク・アバウト・ユー)→ トーカバウチュー

帰国子女や留学経験のある方は、現地で長時間英語に触れることで、そういった特徴に慣れたり、自ら気づいて努力の末にリスニング力を上達させていきます。

では、日本で学習している我々はどうすれば英語が聞き取れるようになるのでしょうか?

アプローチの一つに「英文を発話するときのルールを知る」があるかと思います。

「知らない音は聞き取れない」と言いましたが、事前に知っておけばドラマや英語を字幕なしで見た時もかなり理解できる(拾える)音を増やすことができます。

そこで、筆者も教材として使っているのが下の本となります。

絶対「英語の耳」になる!リスニング50のルール(実践トレーニング編)

「絶対英語の耳になる」とノート
本書の特徴
  • 音声変化を50のルールに分類
  • ルールにそった400文例を掲載
  • 150種類の会話場面を掲載

この教材は現在筆者が受けている「発音トレーニング」の講師の勧めで購入したものなのですが非常にわかりやすいですので、特徴を順番に見ていきましょう。

音声変化を50のルールに分類

ソウ
ソウ

英語の代表的な表現が発音される際に、どのような音に聞こえるかをルールづけしたものとなります。

01 beのルール①

beは前にくる助動詞などといっしょいなって変化します。特に前にくる助動詞の語尾の音が消失することに注意しましょう。また、beはたいてい音が弱くなり、「ビー」ではなく「ビ」のように聞こえます。

【1】beの音は弱まって「ビ」と聞こえる。

【2】canやcouldなどの助動詞の最後の音が消えてしまう。

【3】couldn’tやwon’tの最後の t の音がなくなる。

【4】won’t は、最後の n’t の音がなくなることもある。

絶対「英語の耳」になる!リスニング50のルール実践トレーニング編 P.12より

このように、日本人があまり知らない英語ネイティブが発話するときに起きている特徴をルール化してくれています。

圧巻の400例文!

シゲ
シゲ

ルール通りに英語がどう聞こえるか、まずは耳を慣らすために豊富な例文が用意されています。

「be のルール」にそった例文だと

can be → キャビ

……can の n の音が消えたり弱くなったりする。ほとんどの場合 be の発音は「ビ」と弱く短くなる。以下の項目も同様。

I think she can be ready to leave pretty soon.

彼女もすぐに出る準備ができると思うんだけど。

絶対「英語の耳」になる!リスニング50のルール実践トレーニング編 P.12より
「絶対英語の耳になる」Sentenceサンプル
ソウ
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ひとつのルールにつき平均8例文が用意されていて、この「be のルール」でいえば「can’t be」「could be」「couldn’t be」「wiil be」など助動詞と一緒になったときにどのように発音されるかがわかります。

150種類の会話場面で、実用的な会話事例を確認することができます

シゲ
シゲ

こういった事例集の例文って、どこか不自然で実用的なものが少ないっていう印象なんだけど、どうなん?

ソウ
ソウ

実際にありそうな場面設定での会話事例が多いよ。

場面のタイトルのつけ方もおもしいろい。

例えば…

会話場面のタイトルサンプル
  1. セミナーのノート
  2. 今日も遅くなるよ
  3. 食い逃げ飯の可能性
  4. 新プロジェクトリーダー
絶対「英語の耳」になる!リスニング50のルール実践トレーニング編 P13, 17, 25, 33より抜粋.
シゲ
シゲ

音声データもCD2枚に納められているから、音を聞きながら練習できますよ。

あ、でもソウはどうやって練習してるの?

筆者が実践している練習方法

ソウ
ソウ

「本書の使い方」に記載されている練習方法にそってしてるけど、こんな感じかな。

  1. ルールを理解する
  2. 例文を聞いてルール通りの音声変化が起きているかを実感する
  3. 会話場面の各文に含まれている、ルールに沿った発音部分を音だけで理解できるまで何度も聴く

ただ、付属のCDに含まれる音源も、「英語の耳」を作るために録音されているものだけあって結構速くて聞き取りづらいことがあります。

そんな時のために私はiPhoneで「Speater」というアプリを使って音源を再生さて聴くようにしています。

Repeaterアプリ「Speater」

「Speater」は、音源を音の波形で表示してくれるので、1文の中で、どこが強く発話され、どこが弱く、または消えてしまってるかを視覚的に理解できるようになっています。

「Speater」の波形表示

また、再生速度を0.5倍〜3倍に調整できるので聞き取りにくかった箇所を0.5倍速で聞くことでルールにそった発音がされているかどうかを確認できるだけでなく、耳を慣らしていくことができます。

しかも、波形上で範囲を指定するとそこだけ何度もリピートしてくれる機能があり非常に便利です。

ソウ
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それと、音読する際は是非録音してみてください。

自分もルールに沿った発音ができているかの確認だけでなく、音源の英語との差異が認識できるとただしいリズムで英文を発話できるようになりますよ。

今回のまとめ

ソウ
ソウ

いかがでしたでしょうか。

昔は「英検1級」を取得すればどんな英語でも聞き取れるようになるんだと思っていましたが現実は甘くないですねぇ。

この記事のおさらい
  • 英語が聞き取れないのは英語の発音独自のルールを知らないのが原因
  • ルールを知ってから英語を聞くと理解できる箇所が増える
  • その練習に”「絶対英語」の耳になる リスニング50のルール”という書籍がお勧め
  • 再生速度を変更できるアプリ(Speater)を使うと学習効率があがる
ソウ
ソウ

私も日々トレーニング中で修行中ではありますが、「英語の耳」を手に入れて「字幕なし」で英語圏のドラマや映画が理解できるようになりましょう。


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